あらすじ/作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。半作じいさんの畑は、とうげのいちばん高いところにありました。大きな石が、ごろごろして、村の人たちはだれも見向きもしません。大きな岩を一つほり出すのに、十日もかかるのでした。畑のそばには東から西に道が続いていましたので、いろいろな人が畑のそばを歩いていきました。半作じいさんは、わき目もふらず、くわをふり上げて岩のようにかたい畑をたがやし続けました。