コンクリート工学

出版社: 理工図書
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コンクリート工学
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あらすじ/作品情報

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。【内容紹介】 わが国では高度経済成長期以降、大量のインフラが整備されてきたことで、安全で安心な暮らし、豊かで便利な暮らし、活力ある社会が実現されている。このインフラの多くはコンクリート構造物で構成されていることから、コンクリートなくしては現在の生活はあり得ないものとなっている。諸外国でも事情は同様である。 しかし、我々はコンクリートのことをきちんと理解しているであろうか。 コンクリート工学は、主に物理学と化学の基礎理論をベースとして、有史以来の先達の経験と知見を集約し体系化した学問であり、総合工学、経験工学の色彩が強い。したがって、初学者にとっては、ややとっつきにくい内容が多いことは否定できない。 本書の編集にあたっては、コンクリート工学が「暗記科目」ではなく、総合工学であることを常に意識し、本書を通読するだけで全体像が見渡せるように配慮した。また、実務での活用に重きを置いた記載内容としていることも本書の特徴である。執筆にあたって特に心がけたのは、目に見えない現象でも記載内容を読めばそのメカニズムを理解できるようにすること、各章を独立させず記載内容の連係を意識すること、他の規準類を読まなくても概要を把握できるように、そのエッセンスを本書に取り込むこと、などである。 また、記載内容に関心を持ってもらうことを目的として「コラム」を随所に設けたり、ひと通り学習した後でさらに詳しい内容を知りたいと考えた人のために「発展的内容」を取り入れたりすることで、読者の多様なニーズに応えられるようにした。(「はじめに」より抜粋)【著者紹介】岩波 光保(いわなみ みつやす)東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系 教授伊藤 始(いとう はじめ)富山県立大学 工学部 環境・社会基盤工学科 教授皆川 浩(みながわ ひろし)東北大学 大学院工学研究科 土木工学専攻 准教授佐川 孝広(さがわ たかひろ)前橋工科大学 工学部 社会環境工学科 准教授【目次】第1章 建設材料としてのコンクリート1.1 建設材料概論1.2 コンクリートの概要と歴史1.3 鉄筋コンクリートおよびプレストレストコンクリート1.4 コンクリートの用途第2章 構成材料2.1 使用材料の構成2.2 セメント2.3 混和材2.4 化学混和剤2.5 骨材2.6 水2.7 鋼材2.8 補強用繊維第3章 フレッシュコンクリートの性質3.1 概説3.2 ワーカビリティーとレオロジー的性質3.3 材料分離とブリーディング3.4 コンクリート中の気泡の種類3.5 フレッシュコンクリートの性質の評価方法3.6 フレッシュコンクリートの性質に影響を及ぼす要因第4章 硬化コンクリートの性質4.1 硬化コンクリートの構造4.2 圧縮力が作用したときの破壊と圧縮強度4.3 圧縮力が作用したときの変形挙動4.4 引張力または曲げが作用したときの破壊と強度4.5 その他の強度(せん断・付着・支圧・疲労)4.6 体積変化とひび割れ4.7 水密性第5章 硬化コンクリートの性能の経時変化に対する抵抗性5.1 概説5.2 コンクリート中の鋼材腐食5.3 凍害5.4 セメント水和物の化学的変化に伴う劣化5.5 アルカリシリカ反応5.6 熱の作用による劣化5.7 電流の影響5.8 エフロレッセンス5.9 疲労5.10 摩耗・すり減り第6章 コンクリートの配合設計6.1 概説6.2 配合設計にかかわる基礎事項6.3 配合設計の手順第7章 コンクリートの製造と施工7.1 概説7.2 コンクリートの製造7.3 コンクリートの施工7.4 寒中コンクリート、暑中コンクリート

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