国分寺を歩く
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あらすじ/作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。古都奈良にあって多くの参拝客を集める東大寺。この東大寺、実は「総国分寺」とも呼ばれる。「国分寺」とは、今からおよそ1300年前、聖武天皇と光明皇后夫妻によって、日本全国に国家鎮護のために建てられた寺だ。現在の北海道と沖縄を除く各都府県はほぼ律令制下の「国」1~3ヶ国程度で構成されているため、各都府県に必ず一つ以上、東大寺のような大寺があったことになる。国分寺はいまもその痕跡を全国各地で見ることができる。本書は現在判明している全国68ヶ所の国分寺跡を収録。きれいに復元された立派な史跡公園から、いまは埋め戻されて畑になってしまった跡地まで、古代を探ると同時に、現地の「いま」に触れることができるのも、国分寺探訪の醍醐味なのである。長い歴史を経て、日本全国に点在する古代のロマンに満ちあふれた天平寺院――国分寺。そのすべてが分かる一冊だ。