絵巻で読む方丈記

作家名: 鴨長明田中幸江
出版社: 東京美術
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絵巻で読む方丈記
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あらすじ/作品情報

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。江戸時代にビジュアル化された『方丈記』が現代に!日本三大随筆のひとつ『方丈記』。学生時代に「行く川の流れは~」という書き出しを覚えさせられた、苦い記憶をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。一方、その出だしフレーズは覚えていても、全部をお読みになった方は少ないのでは?実は『方丈記』は、1万字程度の長さで、実は通勤・通学の電車の行き帰りで読み終わってしまうほどの、短い随筆です。そして本書はただこの随筆を紹介するのではなく、18世紀末に描かれたとされる「方丈記絵巻」の絵とともに、絵本のように読めるような工夫をしています。生き生きとした画の描写とともに、疫病、火災、地震などをくぐり抜けた筆者の鴨長明が至った達観が凝縮され、戦禍、コロナ禍、気候変動などに直面する現代のわれわれに、生きたら良いのか強く訴えかけてくるはずです。読みやすいように漢字や仮名を振り直した本文に加え、現代語訳や解説も収録、SDGsなども叫ばれる乱世の座右の一冊としてお勧めします。

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